E257系特急型電車

since:2004/6/17
E257系快速(2532M) 篠ノ井線 明科
最高速度 130km/h
台車 DT64、TR249
主電動機 MT72A 145kW
制御方式 VVVFインバータ制御 IGBT
ブレーキ方式 発電・回生混用電気指令式空気ブレーキ
室内構成 回転リクライニングシート(座面スライド機能つき)
グリーン車:1160mm、普通車:960mm
所属会社 JR東日本
この車輌を使っている列車 あずさ(千葉・新宿〜松本・南小谷)、かいじ(東京・新宿〜甲府・竜王)
中央東線などのライナー、篠ノ井線快速(2532M、2535M)ほか
備考 E351系では制御機能つき振り子だがこの車は振り子装置はない。
曲線通過性能は183系と同等の性能。



私の独断と偏見で評価すると・・・
乗り心地 ★★★★★
シートの座り心地 ★★★★★
前面展望 ★★☆☆☆
車輌性能 ★★★★★
デザイン ★★★★★

★車両紹介★
2001年12月の改正から営業運転を開始した中央東線の特急型電車。
そのデビュー後約1年ほどかけて183系列のあずさ、かいじをすべて置き換えたため、
現在では中央東線のあずさ、かいじの定期列車はすべてE257系での運転となる。

編成は183系の頃と同じく9両と11両の編成があるが、E257系ではグリーン車が
半室構造になり、183系の頃よりもグリーン車の座席数は減少している。

★管理人のコメント★
この電車が登場して1年ほどであずさ、かいじの183系は一気に置き換えられました。
これより以前に導入されたE351系は振子機能搭載だったのに対し、このE257系では
振子装置は搭載されていません。
振子車両はカーブで車体を傾ける分車体断面が小さくなってしまうので、客室内が狭くなる
デメリットがありますが、E257系ではスピードよりも客室内での快適性を重視していると
いった感じでしょうか。
まぁ中央東線の路線特有の事情を考えると、しなののような高速車両を投入しても割に合わない
のかもしれませんが、老朽化した183系列の特急をいつまでも走らせるよりは一気に快適な
車両に置き換えてくれるほうが使う側にはありがたいです。183系の自由席は晩年まで
バッタンコシートだったし(w


さて、肝心の車内のほうですが、シートの座り心地は申し分なしですね。
シートピッチは960mmと一見狭いかなという感じはしますが、足元のスペースが広く
確保されているので、座ってみると思ったよりも広いです。
これなら余裕を持って足を伸ばしたりできるので、長時間乗っていても大丈夫ですね。

なお、座面スライドする座席というのが最近の東日本の特急車の特徴ですが、この車両にも
もちろん装備されています。


ほかにも注目すべき点といえば・・・デッキの騒音対策でしょうか。
一部のの特急型車両はドアが省略されていたりするものもありますが、この車両には客室と
デッキの間のほかに車両間にも仕切りドアがあり、デッキでの騒音に関しても気を配っている
点にも注目したいところです。最近は携帯電話はデッキで使うようにと案内するほどなので、
そのデッキがうるさいようでは携帯電話も満足に使えないですからね。
しかもこのドアが自動で開くというのは画期的だと思います。
これが手動だったらドアを2つ開ける手間がかかり非常に面倒だったのですが、E257系では
2つのドアが同時に開くようになっているので、車両間の移動にしてもかなり負担が軽減されて
いるといえますね。

てかこのあたりの気配りは録音している時に気がついたというのも・・・なんだかなぁ(^^;;


はじめは特急車らしからぬ姿やなとは思っていましたが、時が経てば不思議と違和感がなくなる
もので、今では菱形のなアクセントがなかなかいいなと思うようになりました(^^;
普通車でも十分乗り心地がいいので、中央東線を使うときはスーパーではないあずさを狙って
乗るのもいいかも。



車両研究所へ戻る

ホームへ戻る